暗号資産

クリプト業界の銀行事情 in ジョージア🇬🇪

2023年にジョージア国立銀行(NBG)がVirtual Asset Service Provider(VASP)ライセンスを導入して以来——特に最近、Sher888 Exchangeに対して罰金が科されてから——ジョージアの銀行業界は暗号資産(クリプト)関連の取引に対して厳しい制限を導入。
クリプト関連の送金が頻繁にブロックされたり、一部のクリプト企業が銀行口座を閉鎖される事態も発生。

今回は、ジョージアで銀行トラブルに直面しているクリプト企業が利用できる代替ソリューションについての情報を、以下のカテゴリーに分けてシェアしたいと思う:(1) Georgian Fintech, (2) Crypto-Friendly Banking / Fintech, (3) Crypto-Native Services, (4) Georgian Exchange Offices

※この記事はあくまで個人の調査と経験に基づいた情報です。口座開設が100%保証されるわけではなく、一部のサービスは高額な初期費用や維持手数料がかかる場合もあります。必ずご自身で慎重な調査を行った上で判断ください。

1. Georgian Fintech

世界市場をターゲットとしているPave Bankは、コード自動化に特化したデジタルバンキング。最近、TetherからのSeries Aラウンドを終え、現在、ジョージアで最もCrypto-friednlyな銀行となった。注目すべきは、Pave BankはNBGのライセンスを取得した「銀行」であること。個人的には、ジョージアでクリプト事業をしているなら、真っ先に検討すべき選択肢と思う。

EMONEYはCrypto-nativeなジョージアのPayment Service Provider。ジョージア国内送金に対応しているだけでなく、MyCoinsとも直接連携。MyCoinsからUSDTを出金→EMONEY口座に着金→法定通貨に交換して国内決済に利用可能。このEMONEY + MyCoinsの組み合わせにより、ジョージアのクリプト事業者は「銀行不要」で事業を運営可能。

2. Crypto-Friendly Banking / Fintech

Crypto-friednlyなオンラインバンクは直接的な代替ソリューション。FV Bankは中小企業向けに手頃な料金設定でサービスを提供。一方で、Zenus BankSygnum Bankはより大企業向けで、残高や取引量に最低基準を設定。

決済プラットフォームも銀行送金機能を提供。SharPayB2BPAYEburyPayDoNexpayなどがその代表で、EQUALS MoneyはGEL送金にも対応。これらのサービスは銀行ライセンスを持っていないケースがほとんどだが、機能性や使い勝手においては銀行を上回る。

意外な盲点はトレーディングサービス。一部のトレーディングサービスは銀行サービスも提供。例えばDUKASCOPYはスイスライセンスの銀行口座を開設でき、しかも口座開設手数料・維持手数料ともに無料。

SkrillepayNetellerといった決済ゲートウェイはクリプト払いを受け付けており、当然Crypto-friednly。これらのサービスはCEXと連携しての入出金もサポートしており、また銀行送金サービスも提供。ただし、決済ゲートウェイという性質上、口座開設時には稼働中のECサイトが求められることがあり、またCEXとの入出金手数料も比較的高めになる傾向がある。

オフショア銀行も有力な選択肢。The Kingdom Bankは比較的リーズナブルな料金設定。Xapo Bankはビジネス口座としてはプレミアム寄り。

ハイリスク事業者(クリプトを含む)の最後のライフラインとして(悪名高い)Mistertangoも忘れてはいけないサービス。

ただし、オフショア銀行やMistertangoに口座を持っているということは、取引先への心象があまり良くない可能性もある。

3. Crypto-Native Services

Crypto-friednlyな銀行ソリューションの先駆けとしてBankeraは外せない存在。IBAN口座を提供していており、SEPAもSWIFTも両方対応。さらにSpectroCoinと直接連携しており、クリプト↔フィアットのスムーズな交換・送金を実現。

昨今、伝統的なクロスボーダー送金のインフラがステーブルコインに代替されつつあり、それらのインフラ業者の中には、銀行サービスを提供しているものも。BVNKはSWIFTとSEPAの両方に対応しており、P100は今のところSEPAのみサポート。

また銀行ソリューションではないが、どうしても触れておきたいの謎のサービスがelectrocoin。ここではユーロでクリプトを買ったり、逆にクリプトを売ってSEPAで第三者にユーロを送ったりできる。驚くことに、このサービスは登録なしで利用することも可能。なんのためのサービスか正直よく分からないが、緊急時や匿名でのクリプト→SEPA送金に活用可能。

4. Georgian Exchange Offices

トビリシやバトゥミを歩いていると、街中にクリプト両替所(Exchange Office)が目につく。これらはVASPライセンスを取得しており、クリプト↔フィアットの交換サービスを提供。銀行口座を凍結されてしまったクリプト事業者にとっての「最後の砦」的な存在で、実際にここでクリプトを現金化している会社もある。
ただ、個人的には絶対に使わないようにしている。P2P形式で取引相手が匿名になり、予想外のリスクが伴うことも考えられ得る。ちなみに、最近罰金を食らったSher888もこのカテゴリーの両替所。

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