NFT市場の急拡大が進行中
- IKEAで売られている量産品のスプーンはfungible(代替可能)、アンティークショップで売られている骨董品のスプーンはnon-fungible(代替不可能)
- 富嶽三十六景が印刷されたポストカードはfungible(代替可能)、富嶽三十六景の浮世絵本体はnon-fungble(代替不可能)
- Bitcoinはfungible(代替可能)、固有のDNAを持つCryptoKittiesはnon-fungible(代替不可能)
Non Fungible Tokens(NFTs)は、ブロックチェーンで所有が管理されるユニーク・希少・個別独立した電子アイテムの総称。(例:コレクターグッズ、ゲームアイテム、電子アート、チケット、ドメイン、ベッティング、実物資産の所有権等)
長年に及ぶコミュニティーの努力の結果、ついにNFTのブームが到来。
NonFungible.comによるとNFTの取引額は2020年半ばから徐々に上昇を始め、10月に入り急上昇フェーズに突入。一日当たりの取引額が30万ドル水準にまで拡大。
NFTはその固有性・真偽性がブロックチェーンにより担保されているため、ゲームキャラクター、アート、ドメイン、チケット等と親和性が高い。NFTは実用性のあるデジタル資産とリンクしており、この点がマネーゲームの色合いの強いDeFiとの大きな違い。
NFTがDeFiにような短期間で急激なバブルを引き起こすとは思えないが、実需に基づいた技術なので、中長期の底堅い成長を期待。
さてNFT/NFT関連のトークンをいくつかご紹介。ただし、高リスク・高ボラティリティである点に注意。例えば金融系NFTであるyieldfarming.insure (SAFE)は最近90%以上価格が下落。。。
- Rarible (RARI): Rarible NFTマーケットプレイスのガバナンストークン
- Reality Card governance token (RC): ベッティングプラットフォーム(ベータ版)。単純にベットするのではなく、自身のベットをデジタルカードとして「所有」できるのが特徴。xDaiプラットフォームで動作
- Aavegotchi (GHST): DeFiのようなステーキングが可能なNFTコレクターグッズトークン
- NFT Protocol (NFT): NFT特化の分散プロトコル
- Enjin Coin (ENJ): ゲーム関連資産の価値担保に特化したトークン
- Matic Network (MATIC): 拡大性・安定性・即時性に強みを持つEthereumのサイドチェーン。積極的にNFTをサポート
- PARSIQ (PRQ): ブロックチェーンとチェーン外アプリ・機器とのブリッジ。NFTの管理・自動化機能を提供
- Qtum (QTUM): BitcoinチェーンとEthereumチェーンで相互運用可能なスマートコントラクトチェーン。積極的にNFTをサポート.
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